【AR、VR、MR、SR】ぞれぞれの違いを分かりやすく解説!-活用事例-

近年「AR」「VR」という言葉に加え「MR」「SR」などの聞き慣れない言葉も増えてきましたね。

 

「AR、VRはなんとなく分かるけどMR、SRは聞いたことがない」

「後ろに『リアリティ』という言葉がついているが、いまいちよくわからない」

「種類が多すぎて何がなんだか分からない」

 

こう思う方も多いのではないでしょうか?

 

そこでこの記事では

 

  • ARの解説と活用事例
  • VRの解説と活用事例
  • MR、SRの解説
  • まとめ

 

この順番で分かりやすくご説明していきます。

最後まで読んで頂ければAR、VR、MR、SRについて、より理解が深まるでしょう。

 

 

「AR、VR、MR、SRの違いを知りたい!」

「AR、VR、MR、SRの違いを明確にしてビジネスなどに活かしたい!」

 

こんな方はぜひご一読ください。

 

AR(Augmented Reality)=拡張現実

XR

ARはAugmented Realityの略で、日本語では『拡張現実』と呼ばれています。

ARは、専用のARゴーグル、またはスマートフォンなどを通して現実世界を見ることで、現実の風景にバーチャル映像を表示できる技術です。

 

ARはVRとは違い、現実世界に焦点を合わせているサービスとなっており、数年前に大ヒットした『ポケモンGo』もARを用いたサービスの一環です。

現実世界に『ポケモン』が現れることで、画面の中で完結するゲームと比べると圧倒的に没入感を得ることができますよね。

ARは現実世界に情報を追加(拡張)するので、日常生活面での「不便」も解消してくれますし、ビジネス面でも大いに活用されています。

 

それではここで、実際のAR活用事例を見ていきましょう。

 

ARの活用事例①ARで正確なボルト締結作業を:日立製作所

日立製作所(日立)は、AR(拡張現実)を利用した鉄道車両向けボルト締結作業管理システムの実用化に成功しています。

 

こちらのシステムはヘッドマウント型ディスプレイ上に

  • 締結すべきボルトの位置
  • ボルトが規定された力で締結されたか
  • 作業の記録

 

などをARで表示します。

 

従来であれば、実際に締結されたボルトを、PCや人の目を通して確認する必要がありましたが、AR技術を利用すればその手間を削減することができます。

 

日立製作所はこのシステムを利用することで、作業効率の向上や作業員の熟練度問題などの解消に成功しています。

 

参考サイト(MONOist)

参考URL(https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2004/06/news044.html)

 

ARの活用事例②自宅で腕時計をファッションとして楽しむ:ななし

ブランド時計のレンタルサービス「カリトケ」を運営するななし株式会社は、ARを活用し、自宅で腕時計を着用したように見えるサービスを展開しています。

 

専用のバンドを手首に巻けば、アプリ上で実際に好きな時計を着用した自分の手首を見ることができます。

 

これにより、店舗に行って実物を見なくても、自分の腕の太さやファッションにマッチする時計を選ぶことができるので、時間や人件費の削減につながります。

コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が続く昨今、AR技術を利用して自宅で好きな時計を選べるというのは、ビジネス的にも、顧客的にも大変利便性が高いはずです。

 

参考サイト(大阪日日新聞)

参考URL(https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/200406/20200406019.html

 

VR(Virtual Reality)=仮想現実

XR

VRはVirtual Realityの略で、日本語では『仮想現実』と呼ばれています。

VR専用ゴーグルを装着すると、視界がすべてCG(コンピューターグラフィック)で作られた世界に覆われ、現実にきわめて近い世界に没入する感覚を得ることができます。

 

ARは現実世界を『拡張』するのに対し、VRは仮想の空間に入り込むのが目的です。

 

有名なのは「バイオハザードシリーズ7」のVRモード。

視覚や聴覚がジャックされ、恐怖の館にいるおぞましさや、実際にゾンビが目の前に迫ってくる臨場感を味わうことができ、大人気のモードとなっています。

 

VRではその性質上、ゲームなどのエンターテイメント分野に活用されることが多いですが、近年ではビジネス分野にも活用されているのをご存知でしょうか?

 

それではここで、ビジネス分野におけるVR活用事例を見ていきましょう。

 

VRの活用事例①自宅から社内研修を:インフィニットループ

株式会社インフィニットループは『VR社会人研修システム』を開発しています。

 

コロナウイルス感染拡大が騒がれ、外出自粛ムードになっている昨今ですが、企業の新入社員研修はしっかりと行う必要がありますよね。

 

『VR社会人研修システム』を導入すれば、同一のVR空間で講師、受講生がお互いの会話や表情、動作を共有しながら研修を行うことができます。

 

このVRシステムさえ導入してしまえば、名刺交換、言葉遣い、挨拶、姿勢などのマナー研修を遠隔で実施できるので(講師は会社から、新入社員は自宅から参加可能)、外部からマナー講師を呼ぶ必要もありませんし、「3密」である集合研修を行う必要もありませんね。

 

新入社員を同じスペース集めなくても実施できるので、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策にもなりますし、研修の効率もグンとアップすること間違いなしでしょう。

 

参考サイト(PANORA)

参考URL(https://panora.tokyo/archives/5767

 

VRの活用事例②自宅から住宅の内見を:ナーブ

ナーブ株式会社は2020年3月31日より、自宅に居ながらVRで遠隔接客と住宅の内見ができるシステム『おうちでVR内見』を展開しています。

 

コロナウイルスが蔓延する昨今、不動産事業者も内見申し込みの減少に頭を悩ませているでしょう。

 

お客様にとっても、不動産会社に足を運ぶことや、現地での内見は感染のリスクを上げてしまう恐れがありますよね。

 

そこでこの『おうちでVR内見』システムを活用すれば、自宅にいながら、購入を考えている住宅の部屋の様子を360°確認できます。

 

  • 『窓の幅』
  • 『水回り』
  • 『窓からの景色』

など物件を購入する際、必ず意識するポイントもすべてVR内見によって把握可能です。

これによって、コロナウイルス感染の心配をせずに安心して物件選びができますね。

 

参考サイト(JIJI.com)

参考URL(https://www.jiji.com/jc/article?k=000000064.000019146&g=prt

 

VRの活用事例③VRの中にモノを持ち込む:ロマンテックジャパン

弊社ロマンテックジャパンは、VRの中に実際のモノを持ち込む技術を中心に、ビジネス・産業VR向けコンテンツ・アプリケーション制作を行っております。

今まで仮想現実のVRの中だけで完結していたところを、VR内に実際のモノを持ち込むことにより、さらに便利なトレーニングや訓練を行うことができます。

以下VRとモノの連携の動画です。

 

この技術により、倉庫・工場内、事故防止VR訓練新入社員導入教育VR訓練など幅広いトレーニング・訓練が可能です。コロナウィルスの影響で一つの場所に集まりにくくなった今般の状況も、VR技術を活用することにより、トレーニング・訓練を継続して行うことが可能です。

お気軽に、ロマンテックジャパンまでご連絡ください。

MR(Mixed Reality)とSR(Substitutional Reality)

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「ARとVRはなんとなく理解した。でもMRとSRってなに?」

と疑問をお持ちの方のために、MRとSRについても解説していきますね。

 

MR(Mixed Reality)=複合現実

 

MRはMixed Realityの略で、日本語で「複合現実」と呼ばれています。

 

MRは言わばARとVRを融合させた技術で、ARは単純に現実世界にCGを重ね合わせるだけですが、MRはVRのように現実世界に現れたCG映像に対して、近づいたり、操作したり、タッチしたりすることが可能になっています。

 

現実世界と仮想世界をより近づけることができ、CGで作られたバーチャルな世界をよりリアルに体験できるのがMRです。ビジネスやエンタメ分野での活用が期待されています。

 

SR(Substitutional Reality)=代替現実

SRは「Substitutional Reality」の略で、日本語で「代替現実」と呼ばれています。

 

SRは現実世界に自分の経験した過去の映像をCGで映すことで、過去起こったことを目の前で起きているかのように、錯覚させる技術のことです。

 

現実世界と同様の場所で撮影した映像を専用ゴーグル、ディスプレイを装着して見ることによって「現実では起こっていない事象を、あたかも現実かのように認識する感覚」を味わうことができます。

 

SRはまだ実験段階なので、実際の活用事例はありませんが、将来的には認知療法などに役立つと言われています。

まとめ【AR=現実世界 VR=仮想世界】

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それでは、AR(拡張現実)とVR(仮想現実)の違いについてまとめておきます。

 

 

現実世界に焦点を当てているのが『AR』、現実世界とは切り離された仮想空間を現実世界として認識するのが『VR』です。

 

ARは『ポケモンGo』のように、現実世界に情報を追加したり、視覚だけでは認識できない情報をCGなどで表示したりして利便性やエンターテイメント性を高めることが目的のサービスです。

 

対してVRは、専用のヘッドセットで目や耳を覆うことにより、まるで自身が別の空間に入り込んだような感覚を得られます。空想の世界に入り体験することにより、深い没入感や集中力を得られるので、エンタメやビジネスなど様々な分野に応用できます。

 

今後も進化するARとVR、この機会に自社のビジネスモデルに合わせて導入をご検討されてみてはいかがでしょうか?

 

ロマンテックジャパンは、高品質・低価格で、ビジネス・産業向けのVRを中心にXRの制作・導入を行っています。VR等の制作・導入の際は、ぜひロマンテックジャパンまでご依頼ください。

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