【VR研修でコロナウイルスを回避!?】VRを取り入れた企業研修の最新事例をご紹介!

「コロナウイルス感染拡大のため、企業での集合研修が行えない」

「今年の新入社員は自宅で会社資料を読んでもらうだけになりそう」

 

とお悩みの企業の人事担当者の方も多いのではないでしょうか?

 

世界中で猛威を振るう「新型コロナウイルス」、最近ようやく緊急事態宣言が解除されたり、県をまたぐ往来が限定的に許可されるようになりました。

しかしまだまだ油断はできません。

ニュースの報道を見ていると、いまだ各県で新規感染者が相次いで確認されています。

 

そのため、三密空間(密閉・密集・密接)が生まれやすい集合研修を行えず、今年入社の新入社員の教育ができずにいる企業も多く存在します。

 

しかし「VR」を利用すれば、外出自粛の状況下でも、効果的な研修が行えるのをご存知でしょうか?

 

※【VRとは】

バーチャル・リアリティ(Virtual Reality)の略で、仮想現実のこと。

コンピューターなどによって、本物のように作られた仮想空間を体感できる技術のことを指す。VR技術によって作られた空間や映像を見るために、HMD(Head Mounted Display)と呼ばれる「頭部に取り付けるゴーグル」のような装置を用いることが主。HMDを装着することで、VR技術によって作り出された仮想現実を体感することが可能

 

実際多くの企業が、リモートで本格的な研修を行える「VR研修」を導入しています。

 

そこでこの記事では

・コロナウイルス状況下でVR研修が有用な理由

・VRを研修に取り入れた最新の事例

をご紹介していきます!

 

「コロナウイルス状況下だからこそできる研修を行いたい!」

とお考えの企業の人事担当者の方は、ぜひご一読くださいね。

 

コロナウイルスによりリモートワークが浸透

VRコロナ研修1

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、人々のライフスタイルが大きく変化しました。

中でも大きく変わったのが「働き方」ではないでしょうか。

 

満員電車など、感染可能性の高い三密空間を避けるため「テレワーク」「リモートワーク」「在宅ワーク」と呼ばれる働き方が浸透しつつあります。

意味はどれも同じで、情報通信技術(ICT)を利用した時間や場所に縛られない働き方のことを指しています。

 

以前はIT企業の特権という認識もありましたが、新型コロナウイルスの影響により、今では多種多様な企業がリモートワークを導入しています。

 

時間・場所にとらわれないリモートワークという働き方は、一見すると素晴らしいものに見えるかもしれません。

 

しかし新型コロナウイルスが猛威を振るったのは、2020年3〜5月。

ちょうど新しい年度が始まる時期ですよね。

 

その時期は、新入社員研修、2・3年目研修、ベテラン研修など、イベントが盛り沢山です。

コロナウイルスにより、同一の空間内に集まる研修は行えないため、新入社員は入社すぐにリモートワーク始動、という状況に陥りました。

 

IT企業など、会社の扱う商材が現物ではない場合、リモート研修でも問題はないでしょう。

 

しかし、製造業や建設業、サービス業など、実際の製品やお客様を相手にするビジネスの場合はどうでしょうか?さすがにリモート研修では対応しきれませんよね。

 

そこで、より臨場感のある研修を行うため、VRが活躍するのです。

「VR研修×リモートワーク」で、リアルで行う研修以上の効果が期待できまよ。

 

コロナウイルス状況下でVR研修が有用な理由とは?

VRコロナ研修1

VR研修を取り入れることで「実践的な研修ができる」「研修コストの削減になる」「研修のクオリティを均一化できる」など、様々なメリットを享受することができます。

 

中でも一番のメリットは、コロナウイルスが猛威を振るう現在のような状況下でも

「三密空間を避けつつ臨場感のある研修ができる」ことではないでしょうか。

 

VRを活用すれば、入社式体験、名刺交換などのマナー研修、安全教育研修、スキルが必要な技術研修などを、同じ空間内に集まらずリモートで行うことができるのです。

 

専用のヘッドマウントディスプレイ(VRゴーグル)を装着すれば、CGで完全再現された仮想空間にダイブします。

 

倉庫・工場内を想定した研修であれば、フォークリフトに乗り込み、実際に手足を動かしハンドルやアクセル・ブレーキをVR内で操作し、運転訓練を行います。

VR上でこの訓練を行うことにより、実際の倉庫内での作業員の出合頭巻き込みの事故などを防止することができます。

 

また建設現場を想定した研修では、ゴンドラ上で清掃作業を行う際、ゴンドラからワイヤーロープが外れ落下する事故を体験することができます。これにより、実際の現場での取り返しのつかない落下事故を防止しています。

 

他にも、火事を想定した火災消火訓練、大型レストランやファストフード店を想定した調理VR訓練など、さまざまな研修を再現することができます。

 

もちろん、新入社員研修のための研修も再現可能です。

営業先やお客様を再現した空間内で、名刺の交換、挨拶の仕方、電話のかけ方、言葉づかいなどのマナーの勉強、という研修から商品の資料説明まで、新社会人に必要不可欠なスキルを満遍なく学習させることができます。

 

このように、VRでは多種多様な研修を再現できるうえ、VRゴーグル装着で視覚と聴覚がジャックされるので、意識が完全に仮想空間の中に没入します。

 

仮想空間の中では、自分自身の動きと共に視点も動きます。また、特定のアクションを行うことで、仮想空間の中の物体に影響や作用を与えることができるのです。

 

そのため現実世界での体験と同じように、仮想世界の中でゲームをしたり、研修・トレーニングを行ったりできます。しかも三密空間を避けつつ、です。

 

VRを研修に取り入れた最新の事例

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「三密空間を避けつつ効果的な研修ができるのは理解した」

「でも具体的なイメージが思い浮かばない」

 

という方に、より具体的なイメージを持っていただくため、ここでは「VRを研修に取り入れた最新の事例」をご紹介していきますね。

 

最新の事例1:VRでエンジン整備の遠隔教育を(ロールス・ロイス)

 

ロールス・ロイスは、VRを利用した航空エンジン整備の教育プログラムを開発しました。

 

VRゴーグルやスティックを操作し、整備担当者とロールス・ロイスの整備講師を遠隔でつないでトレーニングする、という仕組みになっています。

 

教育を受ける整備担当者は、仮想空間内で機体に取り付けられたエンジンなどを確認し、整備の各工程を実施することができます。

 

このプログラムを受講すると、エンジンの整備やメンテナンス作業が可能になります。

 

参考サイト:yahoo!news

参考URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/5e816c93b55ce01aa2a72a16f85fe87f6fd8bfe1

 

最新の事例2:在宅で新入社員研修を(インフィニットループ)

 

株式会社インフィニットループは、コロナウイルス状況下でも新入社員研修が行える『VR社会人研修システム』を開発しました。

 

講師、新入社員が同じVR空間に入り、名刺交換や挨拶の仕方、電話のかけ方などのマナー研修を行うことができます。

 

リアルタイムで細かい動作を再現しているので、名刺を交換する際の動き方、お辞儀の角度、言葉づかいなど、新社会人に欠かせないスキルを身に付けられます。

 

VR機器さえあれば場所を問わずに実施できるので、講師は会社から、新入社員は自宅から、というようにリモートで同一空間内に集合して研修を行えます。

 

参考サイト:PR TIMES

参考URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000045461.html

 

最新の事例3:VRで林業機械の操作を習得(大分県 林業研究所)

 

林業従事者が高性能林業機械「ハーベスタ」の操作を習得するため、大分県林業研究所に、総合機械メーカーのコマツが制作した搭乗型VRシュミレーターが設置されました。

 

同シュミレーターでは、アーム部分で木を伐採、枝を落として丸太にする過程を総括的に学ぶことができます。

 

実機を動かすのと同様の体験を重ねることで、新規就労者がコロナウイルス収束後に即戦力として活躍するのが期待されます。

 

参考サイト:朝日新聞

参考URL:https://www.asahi.com/articles/ASN1Z6JJNN1ZTPJB01F.html

 

まとめ【コロナ禍でのVR研修について】

VRコロナ研修

今回はコロナウイルス感染拡大の状況下で、VR研修が活躍する理由・事例についてご紹介してきました。

 

コロナウイルスの脅威は、今後もしばらく続くことでしょう。

そのため、引き続き三密空間が生まれる状況は避けたいところですよね。

 

VRを活用すれば、リモートでも効果的な研修を行うことができます。

 

また、一度コンテンツを作成してしまえば何度も繰り返し実施できるので、研修内容の定着率もアップしますし、講師の熟練度によって研修レベルが左右されることもありません。

 

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